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やわらかさ・衝撃性

 木は、コンクリートや金属に比べると柔らかい材料です。しかし、それは適度な強さを持ち、建築物や橋の構造に使われる材料です。木はこのように強くて柔らかいという性質があります。たとえば、コンクリートの床にマグカップなどの陶器を落せば割れてしまいますが、スギの床などに落とせば意外に割れないといったことがあります。木は構造体としてはとても強いのですが、表面がコンクリートになどに比べ柔らかいために、適度な弾力性を持つのです。もし、これがもっと柔らかくなると人間が歩行したりするのに、沈み込んだりするので苦労するでしょう。その意味で木材は実に人間の生活にとって適切な材料といえます。体育館の床や保育園の床などに木が貼られているのは納得がいくでしょう。つまり、木材は人間が走ったり飛んだりするのに、十分な強さを持ちながら、強いだけでなく、表面には衝撃吸収能力があるのです。このため、転倒などによるけがの防止や、足腰の弱いお年よりなどの負担を少なくするのです。
 そして、木は表面を磨いてあげるとツルツルとすべりやすくなります。しかし面白いことに素足であるくと丁度良い感じで動けます。反対に屈したなどを掃いて無垢材の床板を歩くとツルツルとすべってしまいます。これが合板の上に薄い板を貼って、その上からウレタンなどの塗膜を仕上げてあるカラーフローリングなどでは、素足で歩くと引っかかるような感触が残ります。これは塗膜で木の表面を殺してしまうからです。もはや木の感触はありませんから、冷たく感じ、汗ばんだ身体で横になると気持ち悪い感じがします。無垢材の場合、木は水分を吸いますから、汗ばんだ身体で横になっても不快感がないのはそのためです。木のおもちゃが子ども達に人気があるのも、この柔らかさと硬さが、人間の感性とよくあうからです。
 木は、自然界が作り上げただけあって、強くて柔らかいという、なんとも相反する性質を持つ材料です。これが人間の複雑な嗜好性と、相性が良い秘密でしょう。


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:Haha! I'am the first! Yeh~

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