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マウスの居住性の生物学的評価実験

 生物の巣の材料による違いの影響をみるために、マウスの飼育箱を、木材(ヒノキ18ミリ厚)・亜鉛鉄板(0.4ミリ厚)・コンクリート(31ミリ厚)の三種類で作り、マウスを飼育しました。飼育箱の大きさは縦30・横17・深さ11センチメートルの寸法で、それぞれ10箱づつ作り、巣作りのための最低限のスギの鉋屑を入れ、オスとメスを交尾させ子どもを産ませました。
 結果、それぞれの出産数には大きな違いはありませんでした。しかし、20日後のマウスの生存率を比べると、下図のように大きな違いがでました。木材の飼育箱ではマウスの生存率は88%、亜鉛鉄板は42%、コンクリートでは、なんと7%と言う結果になりました。試験時期は寒さを考慮して、4~7月の温暖期に行われたのですが、マウスにとって、木材以外は厳しい結果となりました。また、飼育箱内の温度・湿度には材質間で差は認められませんでした。
 次に生存したマウスたちの生育の影響が調べられました。木材の場合は、他の飼育箱に比べ開眼日が2日程早く、成長量も木材が一番大きく、次に亜鉛鉄板、コンクリートの順でした。
 そして、23日後(離乳期)のマウスの子宮の重さの違いは、亜鉛鉄板・コンクリートは木材に比べて半分以下となりました。
 これらの結果は、木材のマウスへの優位性を証明する結果となりましたが、あまりにコンクリート飼育箱の結果が悪いので、後にコンクリートの飼育箱に木の床を貼って実験が行われました。その結果、木材の結果と同じように改善されました。マウスにとっては、身体とつねに接触する床面での影響が大きな要因となったのです。木は生物にとって、あたたかく、柔らかい材料ですが、コンクリートや鉄板などは、マウスの生育にとっては冷たく・硬い材すぎたと言えます。


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:Haha! I'am the first! Yeh~

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