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健康住宅と個性

 健康空間とは、シックハウスでないものだと考えると、その究極は病院のCPU(集中治療室)のようなものになります。はたして、そのような家が面白いでしょうか?
 吉村順三という日本を代表する建築家がこう言いました。「家というものは、とても便利だとか、快適だとかいう以外に、その家の品格が人に与える影響というものはすごく強いものです。建築家というものはそういう責任があるのです」と。
 私は、吉村のこの言葉が非常に好きです。建築家の仕事は、単にカッコいいものをつくるとか、時代の先端をいくとか、そういうものではなくて、住む人々の品格を高めるものを作るもの、医者が人の病気を治す仕事とすれば、建築家の仕事は人の品格を高める仕事となります。
 住宅とは、そこに住む家族の品格・品性を高めるものでなければなりません。人に個性があるように、住宅にも個性があります。別段、贅を尽くした家である必要はありません。ただ思うのは、そこらの工場建材をペタペタ貼って作り上げるような家ではなくて、家族の思いが結晶化したような家こそ、素晴らしい家ではないでしょうか。自分が住んでいて心から愛着のある家、それが本当に素晴らしい家です。
 日本の住宅の建て替え期間は、約20年と言われています。なぜ、そんなに短いのか、それには二つの理由があります。一つは、それはその家が残す程の値打ちがないからです。別に経済的な価値で言っているのではありません。家族の一員としての値打ちに値しないから建替えても別段、心は痛まないのです。もし、これが本当に愛着のある家ならどうでしょう。余程の理由がない限り、リフォームなどをして住み続けるでしょう。
 もう一つが、性能を満たさずに建替えた方が安いことです。以前、今日の家が間取りで出来ていると言いました。家族が成長するにつれて、その間取りが機能を果たさないことです。しかし、家自体がその間取りを前提として構成されていますから、それを変えようとすると、かなり大掛かりなものになり、費用が新築と変わらないのが大きな理由です。家は、後ほど述べますが、最低、三回間取りが変化しなければなりません。もし間取りを変えないとすると、無理をしてその間取りに合わせて棲み続けるということになります。
 いくら、健康住宅を作っても、そんな20年やそこらで使えないものでは意味がないと思いませんか。健康住宅とは、その生涯を通して健康で住み続けられることが大切なのです。


All comments of post - "健康住宅と個性":

:Haha! I'am the first! Yeh~

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